凄い反面教師にする

頼れるどころか、もはや「有害」な日本の震災報道 信頼に足る情報を探し求めて分かったこと(1/6) | JBpress(日本ビジネスプレス)

(前略)
言い換えれば「マグニチュード9.0の巨大地震」「大津波」「原子力発電所事故」という大きなクライシスが3つ重なった状況で進行している現在の紙面や番組こそが、日本の報道機関の「自己ベスト」=「渾身に振り絞った実力」だからだ。これ以上のクオリティは、望んでも、もう存在しない。
(後略)

(前略)
こうした「生死がかかったクライシス」の中で、日本の新聞やテレビは悲しいほど役に立たない。水泳中、人食いザメが襲来してきたのに、手元には金魚すくいしかないような絶望感だ。この仕事を誇りとする人間の一人として、私は本当に悲しい。この本当のクライシス時に、市民が生死をかけた判断をするのに役立つ情報を供給できない「報道」など、一体何の存在価値があるのだろう。

(前略)
ここから、芋づる式に東京の被曝の恐れについて、アメリカ政府の見解、オーストラリア政府の見解がネットで見つかった。

 見解はどれもほぼ同じ。「チェルノブイリみたいな事故にはならない。なっても首都圏は安全だろう」という話だ。しかも、よく見ると「チェルノブイリ事故でも、人間が住めなくなるような危険レベルに達したのは半径30キロ以内」とあるではないか。朝日の記事は一体何だったのだろう。

 私はこの情報を日本語でツイッターに書いておいた。すると、みなさんよほどこの種の正確な情報に飢えていたのだろう、たちまち200以上リツイートされて「ありがとう」メッセージが洪水のように押し寄せた。「英語原文」を投稿したら、これまたボランティアで翻訳してくれる人が次々に現れ、あっという間に日本語版が流れ始めた。

 こうして、フェイスブックツイッター〜英語ニュースサイトと渡り歩くうちに「まだ東京脱出の必要はなさそうだ」という感触だけは掴めた。やれやれである。

先日津田さんが出演していて、ニコ生で中継していた番組で
テレビ局の方が「TVだって頑張ればソーシャルメディアができることができるんですよ」って仰っていたのだが
現状はこのとおりである


この反省を次に…とか言っている場合じゃない気もしてくる


批判がしたいわけじゃないのだけど、これを受けて
いよいよメディアについてきちんと考える人たちが多くでてくることを祈ると共に
こういう実態を踏まえた上で、僕らはより良く生きていかなくてはならない