mATA

2012年、世界情勢が変わろうとも、身近な人がしのうとも
当たり前のように今日がやってきて過ぎていく
代わり映えの無い毎日もやがて終わりを告げて
人はただ出会い別れていく

たとえ時間が無くても、たとえ辛くても
自分を嘘で騙して、足を引きずる

あんなにスゴイと感じている人の蕎麦にいても動けない
リアルにすぐ隣にいないと、この空を切る手をわざわざ引っ張ってもらわないと

彼らは、一人でもいけるのに
わざわざお荷物を抱え込むのは
正気の沙汰じゃないということ

僕は一人では。
だから。なのに。

改めて問おう。
僕は本当に作りたいのか。本当に表現したいものがあるのか。やりたいことがあるのか。それはただの気休めと承認欲求ではないのか。
憧れを模倣したいだけじゃないのか。ただ遊んで暮らせればそれでもう満足じゃないのか。
好きな人の動向を見守って、少し離れた場所で、素晴らしい作品群を享受し続ければそれだけで十分ではないのか。
やっぱり世界には素晴らしい創作が溢れていて、それを楽しむだけで十分幸せではないか。
安っぽいプライドと、嫌われることが怖いだけの憧れとか、できる人への嫉妬のまま指を加えたままだとか。
ラクになれる。
それでいいのか。

この煩悶も大分繰り返した。
何度考えても答えなんかでなくて。
ただ足掻くしかない。
わからないまま、忘れてしまって、こういうことがある度にフラッシュバックしてまた消える。
成長という要素が見えない堂々巡りから。
こんな暇なんか無いはずだけど。