僕が惹かれた世界

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)

この物語は短編で一度読んだことがある物語だった
それがとても肉付けされていました。


思えば僕が大学院を志したのは森先生の著作を読んだのがきっかけでした。
高校の頃から森先生にハマりはじめたのですが
当時はとても頭の良い文章を読むことで、自分を高校から差別化したい一心でしたが
そんな邪な心が収まった時には、僕の思考の一部にもなっていました。
大学に入ってから森さんの著作も一緒に引っ越したものの
日々の忙しさと娯楽に忘れさっていました。


根底に流れていたものが大好きで、そうありたい、届きたいと思っていました。(中略)



森先生のファンタスティックな経験が凝縮されてるようにも感じた。
僕はそれがとても羨ましくそして今も憧れてる。
もう遅いかもしれないけど、まだ大丈夫。
//残念ながら僕にはスピカさんに値する存在は居ないけれど
//静かな世界を求めていた僕にはあのシーンはとても劇薬で数分悶えてその日はもう本を開けなかった
僕的なキシマ語録というか橋場語録では「生活」を知らないというフレーズがとてもよかったです
僕はまだ「生活」を知らない

どうやったら森先生はこんなキャラクタのセリフを紡ぐことができるのか。