言語の在り方

リンガ・フランカのすすめ - 内田樹の研究室

言語はそのようにすぐれて戦略的なものである。
英語圏の国が覇権国家である限り、彼らが英語を母語とすることのアドバンテージを最大化する工夫をするのは当然のことである。
英語圏に生まれた人間は「それだけ」ですでに大きなハンディを背負っているような「仕組み」を作り上げる。
これを非とする権利は私たちにはない。
日本だって70年前には東アジアの全域で、「日本語話者であることのアドバンテージが最大化する仕組み」を作ろうとして、現に局所的には作り上げたからである。
けれども、ハンディキャップを負う側にいる以上、「どうやって英語話者の不当に大きなアドバンテージを切り崩すか」ということを実践的課題として思量するくらいのことはしてもよいと思う。

ただ単に英語を勉強しなければならない意識があるだけで
外国人の方とコミュニケーションがとれるのはとても魅力的だとは思うし
意思疎通ができない力の無さに悔しさを覚えたりしたけど
ある小説で言語の凄さについて読んだりしたけど


英語という言語そのものに疑問を持つことはあまり無かったように感じる。


こういう視点はとても大事だと思うのです。
腑に落ちる記事でした。