彗星がみたくて毎日ついやっちゃうんだ

Flashゲーム「彗星が見たくて」「けんとり」を作成しました。:しっぽのブログ

両方とも、目指したのは教育ゲームではなく、「桃太郎電鉄」です。
桃鉄で地理を覚えたという人は多いと思うのですが、あのゲームは地理の情報に対して「隠された部分」が少ないんですね。
教育ゲームというと大抵、答えを隠してそれを覚えさせるみたいな、パーフェクトに答えられないと先に進めないような、一度無理に間違えさせるというか、そういうゲームが多いんですが、そういうのはあまりよくないと思うんですね。


(中略)


ゲームで問題を間違えさせられるって、すごく不快なことだと思うし、なんか日本の教育は「間違うことで学ぶ」みたいな信仰があって、まあそうやって学べる人もいるとは思うのですが、僕は成功体験のほうがもっと学べると思うんです。
というか、成功しないとゲームとして楽しくないじゃないですか。
せっかく勉強になるゲームでも、すぐやめられちゃったら意味ないですよね。
問題の答え的な部分は比較的オープンにしておいて、楽しさによって繰り返し遊ぶことで学べるようになってほしいなぁと、そういう作り方をしました。


特に水溶液の問題は昔から思うところがありまして、あれって濃度というものが日常にあまり直結しなくて、紙の上の計算式としてしかみんな知らないから、濃度の計算は難しいんだと思うんです。
塩と水を入れてすぐ濃度がわかるおもちゃがあったらいいなぁと思っていて、それをゲームとして実現しました。
体感的に、水にどれくらい溶かしたら、濃度がどのくらいになるって分かるようになったら、計算で間違ってとんでもない値をテストで書いても自分で気づけるようになりますよね。
もう大人になった僕たちには濃度の勉強なんていらないと思いますが、ゲームとしてもそこそこ面白いと思うので是非遊んでみてください。

僕が遊んでも普通に楽しいです!!
ゲームデザインで問題を解決する好例と言えるのではないでしょうか
ゲームをする事で自然と身につく部分を上手く活かしている教育を感じさせない良いゲームだと思いました


「彗星がみたくて」はまさかのリアルタイムなゲームになっていて
一日15分程度しかプレイできないゲームになっています
一日中ずっとやりまくって一気にクリアすることなく、毎日少しづつ進めるスタイル
確かにこういう方がキッズには明らかに良い気がしますね
毎日やりたくなる事が学習に結びつくわけですから
「彗星がみたくて」はしばらくプレイする事になりそうです