SS:お題:正体

「そうだね」
君はうなずいて言った
「それが正しかったらきっと良いだろうね。けど・・・」
少し下を向いて
「そんなにうまくいったら、世の中こんなことになってないよ」
最後にその純粋な眼で僕を見た。


何気ない相談を彼女にした。
ほんとに何気無さ過ぎて今ではもう覚えていないけど
まるで子供のような理想論を一方的に語った、ぐらいのことは覚えている。


何で今こんな事を思い出したのだろう。
以下現状。
夜中の3時、瞼も重くなってきているこの時間に僕はPCと相対していた
丁度作業が煮詰まって、ネットを眺めていた。
そして何でこんなにやる気がでないんだろうと思ってたんだ。
鬱々と色んな事を考えていたらこんな事を思い出したんだ。


この後なんて言ってたっけ?
・・・そうだ


「私ね、寂しさの正体ってこんなのだと思うな」彼女は手を大きく広げた。
「こんなの?」僕も同じ身振りをしてみた。
「こうやってなんか分かり合えないのってすごい身近にあることじゃない?これが積み重なると寂しくなっちゃうのかなぁって」最後の方は自信なさそうだ
「ふぅん・・・うむぅ」もっともらしく腕を組んで「そんなものかなぁ」
彼女は意を決した様子で「そうだよ!」って言った
そして唐突に手を握ってきたから僕はどきっとして・・・



この文章の正体はLuciealの妄想駄文ですというオチ
推敲してないから更に酷いはっはっはorz